どーも。堀内です。

最近でもいるのかも知れませんが、寝てない自慢とか、働きまくり自慢みたいなのは時代にあっていないんだろうな〜と感じています。自分も若くないことは認識していて、睡眠時間が短いのですが、仕事をずっとしているわけではなく、夜中にサッカーかお笑いを見ているのがほとんどなので、何も自慢はできません。笑

タイトルの「Less is More(レス イズ モア)」は、直訳的に話すと、「少ない方が豊か」という表現になります。

これを仕事に置き換えたいのですが、クラベスでは、残業をすることは良いこととしていません。 PMや上司や同僚からかけられる言葉は、「今日はそろそろ上がれる?」「残業しないようにできない?」「なにかタスク分散しましょうか?」というフレーズです。

考える時間は大事なのですが、ダラダラと長く働くと、パフォーマンスが落ちてしまいます。

そんなこと言ってもタスクの量が〜仕事の量が〜という声が聞こえてきます。実際に自分も毎日思ってます。笑 「本当に自分にしかできない仕事なのか?」という問題を常に抱えていると思います。「自分でやったほうが早い」が先に来ているんじゃないでしょうか?

少なく働いて成果を大きく出す人を優秀と考えています。

集中して短時間で働いて成果を出す、ということもそうですが、働いている時間以外でリフレッシュしたり、勉強に費やしたり、次の日以降の未来の準備をすることが気持ちの面でもずっと良いと思います。

弊社では固定残業時間が全員10時間ほどついています。それは、多少の残業を全部申請していくのは大変だなと思っていますし、実際に時間通り働いても、日報をつけたり、メールを見たりで、多少はずれるよね、という考えがあります。

とはいえ、月に10時間です。1ヶ月の営業日が約20日と考えると1日30分程度。なので、上記の考え方が基本になります。8時間でメリハリのつけた働きをしてほしい、ということを常日頃から言っています。

もちろんプロジェクトの終盤であったり、重要なポイントでは残業でやってしまったほうが良い、という局面が存在します。そこは仕方がないですし、許可しています。残業代もしっかり支払われます。深夜手当もあります。我々のようなオンラインで24時間稼働のシステムをあつかっていると、深夜や早朝の対応はあるので、勤務時間調整しながら対応してもらっています。

しかし、数ヶ月も残業が続く状態になると、知らず知らずのうちに身体や心がおかしくなっていきます。それで体調を崩してしまうのを守りたい、というのが基本的な考えです。チームで働いているので、一人の負荷を分散すればなんとかなるはずです。全員が高負荷であれば、別のプロジェクトからメンバーがサポートします。 ”頑張る”に頼ってはいけないと考えています。だって普段から頑張っているはずなので。さらにもうひと頑張りは、無理している状態と言えるでしょう。

「残業◯十時間なんて若い頃からずっとだよ〜」という声が聞こえてきそうですが、私はその話を聞くと「能力が低いんだな」と感じます。時間のコントロール、仕事量のコントロールができていない証拠です。もちろん、「大変ですね〜お身体を壊さないでくださいね〜」と言いますが、内心は残念な思いをしています。ここだけの話にしておいてください。笑 顔に出てるかな。汗

社員がそんな話をしようもんなら、仕事を剥がします。私が徹夜になってでも剥がします。

「頑張れます!」と言ってくれても、それが長く続くと、絶対に疲れていきますし、心も荒んでいくのを経験上たくさん見てきたからです。限られた時間の中で、最大のパフォーマンスを出すことに注力してもらいたいと思っています。

で、タイトルのなんですが、仕事に拘束される時間を短くしたことで、プライベートが充実しているメンバーも入れば、勉強に注力してくれたり、資格を取ってくれたりしているメンバーが増える動きが出ています。技術ブログへの貢献や、アウトプットが増える状態が生まれてきています。

実際にはスーパーなメンバーがたくさん動いてくれて、みんなが刺激を受けて成長していっている構図なのですが、これが「忙しすぎてエンジニアリングのことなんて考えたくない!」という会社だったらうまくいかないと思っています。

もともと早く帰れたり、通勤時間をなくしたフルリモートの推奨も、自由な時間を作ることで、勉強やプライベートの充実、リラックスする時間を作るために考えた制度でもあります。

「Less is More」を合言葉に、充実した生活を送れるようになるといいなと思います。

ではまた。

2025.03.14 堀内文雄(サッカー観戦はリフレッシュのためなのに負けると…)

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